ブログ木夢子の日記 -COMなくらし- 日々の何気ない出来事に深く感動したり、共鳴を受けたり、普段の暮らしの中にも様々な感性が働いています。心地よい生活スタイル提案、新しい発見、日々の生活で感じたこと、考えていることを、COMのCOMらしい日々の中をご紹介していきます。

komuko's diary

23

June 2007

月下美人

by.ecoshop

001.jpg―月下美人―
学術名:Epiphyllum oxpetalum
英 名:MOONLIGHT CINDERELLA
花言葉:ただ一度だけの恋、真実の時間

皆さんは、このお花をご存知ですか?
6月~10月頃に一つの花は一晩だけしか咲かない、サボテン科クジャクサボテン属で、純白色でとても香りの強い大きな花です。
薄暗くなってきた頃から開花をはじめ、満開までには2~3時間かかります。
しかも不思議な事に、新月の夜にしか咲かないそうです。


私の実家には8年目位になる月下美人が2鉢と株分けした鉢(挿し木で)が数鉢あります。
この月下美人は、うちの家族にとっては思い出深いもので、とても大事にしている鉢なのです。

月下美人は、亡くなった祖母が大好きだった花。
実家には当時なかったので、親戚の家から数枚の葉を貰ってきて、挿し木したのがはじまり。
通常1ヶ月位で根をはり、葉の縁から新しい葉が出てきたり、地中からシュートが出てきたりして、大きな株へと成長していきます。
挿し木して2~3年くらい経たないと花がつかないそうです。

そんな月下美人の鉢を、祖母は大事に大事にしていました。
残念ながら祖母が生存している間は一度も花が咲かず、楽しみにしていた祖母は見ることができませんでした。
朝まで何事もなく元気だった祖母が、蜘蛛膜下出血で急逝。
祖母が元気なうちに一度でいいから咲いて欲しかった・・・。
家族・親戚一同、残念でなりませんでした。
が、しかし、お葬式が終った夜に奇跡が起きました!
10月の半ばになっても一度も咲くことのなかった月下美人が、その夜に大輪の花を咲かせたのです。
まるで祖母の想いを現してくれているかのようで、家族・親戚一同で涙して喜びました。
それからは、月下美人の花が咲くたびにあの日の夜の事を思い出します。

・・・すみません、ちょっとしんみりしてしまいましたね。


そんな大事な月下美人が、今年も花を咲かせました。
ちょうど水曜日に実家に帰省していたので、咲きはじめたところまで(自宅に帰らなくてはいけなかったので、満開までは待てませんでした・・・)見ることができました。
その日は1輪だけでしたが、多い時は一度に6~8輪も咲いたことがあります。
大輪の花だけに、咲く数が多いと見ごたえがありますよ。

まだまだ沢山の花を咲かせそうなので、ちょくちょく帰省しようかと思っている今日この頃です。


もし、月下美人を育ててみたい方がいらっしゃいましたら、お分けしますのでご連絡下さい。
ただし、葉をとってからすぐに土に挿してあげないといけないので、ご近所の方に限りますが・・・。
いかがですか?


写真上から 実家にて①咲きはじめ
実家にて②8年目の月下美人
満開の月下美人①
満開の月下美人②
 

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