komuko's diary
30
June 2008
歴史を感じる時間…
by.ecoshop
今回、社内の研修で沖縄に行くことができました。
その時に観た「首里城」について触れてみたいと思います。
「首里城」は、標高約120メートルの石灰岩丘陵に築かれた沖縄最大の城(グスク)です。城の規模は東西約350メートル、南北に約200メートルの楕円形。首里城には外郭と内郭の長い城壁が複雑にはりめぐらされており、外郭によって外部と内部を明確に分け、内郭によって城内の機能的な空間分けがなされ、また防衛上の工夫にもなっていました。
これらが琉球王朝の政治や 行政が繰り広げられていた表舞台で、特に正殿は首里城を象徴する建物で、重要な儀式・式典はこの正殿を中心に執り行われていました。
正殿の東側には御内原(オウチバラ)と呼ばれる王やその家族が住むプライベート空間が広がり、首里城の南側には京の内と呼ばれる聖域が広がっていました。首里城は軍事目的ではない様々な役割と意味合いを持った、多目的空間だったといえます。
首里城は過去4回全焼し、再建されていることが、文献資料によりわかっています。
約500年にわたる琉球王国の歴史は、「薩摩の侵略」と「廃藩置県(琉球処分)」という2段階を経て、幕が閉じられます。
国内外の動きを感じさせてくれるこの遺跡に、とても感慨深い思いを抱く事ができ貴重な時間を過ごすことができました。
北九コムコ