komuko's diary
19
April 2009
「万年青」 おもと
by.ecoshop
お客様のお引き渡しの際、TVボードの上に「万年青」の鉢が置かれていました。
そういえば、10年ほど前、私も引越しをした際に伯母から万年青を頂いたな~とよみがえる記憶・・・ヨットの絵柄の付いた鉢がインテリアに合わないからと、せっかく頂いたのに申し訳ないと思いつつベランダの隅に置いました。
住宅の仕事に関わらせてもらうようになり、よくよく調べてみれば、「万年青」は古代から吉兆にシンボルとされおり、徳川家康公が江戸城に入城のときに献上され、床の間に置かれて以来、家康家が安泰であったことから建築、転居に縁起ものとして引越しの時には最初の荷物として家に入れるとよいと言われるようになった、とても歴史のある縁起のよい植物ということが分かりました。
我が家の「万年青」を10年間 ベランダの隅に追いやってしまっていることを後悔・・・(><)。幸い万年青は順応性のある植物で暑さにも寒さにも強いため元気に育っていました。早速、お気に入りの鉢に植え替えて、吉兆のシンボルとして、安泰のため、枯らしてはいけない!!とややプレッシャーを感じながら大事に育てています。
こうした、昔から伝えられる、縁起物や行事などを大切にする心が、家族や住まいへの愛情に繋がっていくのだと感じています。未来を支える子供たちにも引き継いでいきたいですね。
福岡コム子