長年お住まいになった家を解体して、新たにお住まいを建てるとき・・・新しい家への期待とは裏腹に、どこか愛着のある家が解体される寂しさが残ります。

今回ご紹介するお住まいのお客様も、そんな思いから解体した家の建具を大切に倉庫に保管されていました。

建具のお打合わせの際、新築の家のどこかに使えないでしょうか？とご相談を受けて、建具屋さんの技術で補修され見事に新しいお住まいのご夫婦の寝室の引き戸に使われました！（写真①②）

もう一箇所は大工さんのアイデアで階段吹き抜けに格子戸を活用して明取りになっています。（写真③）

素材を大切にした安成の木の家に、使い込まれた独特な味わいの建具は違和感なく家の一部として溶け込んでいます。

古い建具を活かすこと新生活のなかにも懐かしい思い出が蘇りました。
そして、なにより嬉しく忘れられないのは、見事生き返った建具を見られた時のお客様の笑顔です（^^）　

これからもお客様の思いを一つ一つ大切に家作りのお手伝いをしたいと思っています！


　福岡コム子