komuko's diary
16
October 2023
萩市 東光寺
by.ecoshop
先日、萩市に行った際に黄檗宗の寺院である「東光寺」に行ってきました。
東光寺は元禄四年(1691年)に萩藩三代藩主 毛利吉就(よしなり)公が開基となって創建されました。
最初に通る総門は朱赤が塗られおり目を惹きます。
柱脚部には金輪継ぎが施されており、柱脚が腐った時に取り換えられるようになっているのかなと想像しました。
この先の三門の柱脚にも同様の継手が施されていました。
三門を通り抜けて振り返った時の印象は、圧倒的なボリュームとシンメトリーからなる宗教建築としての威圧感でした。
それでも、左右から木々がかかっている感じがとてもきれいでした。
突き当りにある大雄宝殿(国指定・重要文化財)
こちらも完全にシンメトリーな建築でした。
もともと巨大な2本の松が正面に生えていたようなのですが、現在ではどちらも伐倒されています。
さらに奥に進んでいくと、御廟(おたまや)とも言われる毛利家の墓所があります。
数えきれないほどの灯篭が整然と並んでおり、スピリチュアルな場所でした。
宗教的な意味合いのある建築や場所は、人々を感動させ、平伏させる目的が含まれていますので、作り手の意図が伝わってきて非常に面白いです。
皆様もぜひお立ち寄りください!
山口コムオ