komuko's diary
08
January 2023
雲の上の図書館
by.ecoshop
先月、高知県にある梼原町を旅してきました。
梼原町は雄大な四国カルストに抱かれた自然豊かな山間の小さな町です。
町には古い芝居小屋「ゆすはら座」があります。
建築家 隈研吾氏が「ゆすはら座」に出会った事で梼原町との交流がうまれました。
その縁がきっかけで町には隈研吾作品が数多く存在します。
その中でも今回は特に印象的であった「雲の上の図書館」を紹介したいと思います。
「雲の上の図書館」は
「学びの場」「憩いの場」「文化継承・創造・発信の場」
の創出を目的として整備されたものであり、人・本・文化をつなぐ架け橋となるような
「わくわくする図書館」を目指して作られた図書館です。
隈研吾氏は施設のデザインについてこう語っておられます。
本と木組みに包まれた森のような図書館を作りました。
棚田のような段々の空間で大地と建築をつなぎとめ、小さな空間と散りばめることで、
リビングのように心地よい読書空間を目指しました。
朝には木漏れ日のような光で満ち、気候の良いときには外に開かれる心地良い場所です。
建物自体とても感銘をうけましたがそれ以上に思わず長いしたくなるとても居心地のよい
空間でまた明日も訪れたいと思わせる建築でした。
四国ご旅行の際には是非足を延ばしてみてください。
次回はイサムノグチ庭園美術館を紹介させて頂きます。
お楽しみに。
重松 千恵